「何で放っておかんかったんや」ーー元夫が誰かに助けを求めた事が、許せない私がいます」
元夫が、息子に家を突然追い出された時、長女夫婦に電話をかけ、すぐに迎えに来てもらった、と聞きました。
その事実が、私の中でずっとモヤモヤと広がっています。
28年間の中で、数えきれないほど浴びせられた言葉があります。
「出て行け!荷物まとめろ!ここは俺の親の家や!お前の家やない!」
そのたびに、ダンボールに荷物を詰めていた、あの時の自分。
今でも蘇ってきて、可哀想で、悲しくて、身が引きちぎられるような思いをたくさんしてきました。
実家の母が脳梗塞で倒れ、意識が戻らないまま病院に駆けつけた、その帰りの電車の中でのことです。
元夫は、腹を抱えてこう笑いました。
「あ〜面白い、お前、ホンマに帰るとこ無くなったなあ、あ〜面白い」
この言葉を、私は忘れません。
元夫が死んでも、忘れません。
そんな人間が、誰かを頼ったこと。
しかも、長女夫婦を頼ったこと。
それが、どうしても解せないのです。
「いつまでもそんなことで」と思う方もいるかもしれません。
でも、DVは、捕まっていないだけなのです。
妻を攻撃して、楽しんでいた。
荷物をまとめる私を見て、さぞかし楽しかったのだろうと、当時から心の中で感じ取っていました。
実家の母が亡くなった後、DVは一段と酷くなりました。
私には、帰る場所がありませんでした。
元々、行く場所などなかったのです。
親が亡くなるというのは、そういうことなのだと知りました。
この嫁には、行き場所はゼロ。皆無。どんな事をしても逃げる場所が無い。と。
元夫も、義母が亡くなり遺産を相続した後は、実家がありませんでした。
それでも、長女夫婦に助けてもらってアパートを借りました。
「それくらい自分でしろよ」と、言ってやりたかったです。
私は、保護施設から不動産会社に依頼して、自分の力で賃貸物件を借りました。
DVとは無縁で、こういう辛い思いをしたことのない方や、逆に人をいじめている側の方から、こう言われたことがあります。
「過去のことなんか、もう忘れたらええやん」
「もう、許してあげたらいいやん」許す?そう言う事でしょうか?
違います。
決めるのは、あなたたちではありません。
被害を受けた女性が、決めることなのです。
心の傷は、そんなに簡単に癒るものではありません。
被害を受けた年数✖️3と保護施設でカウンセリングを受けた時にお聞きしております。
息子に家を放り出された時、なぜ助けたのか。
なぜ、一晩でもいいから放っておかなかったのか。
追い出される側の身になって、悲嘆に暮れさせればよかったのに。
追い出された人の気持ちを味わって頂きたかったです。
そんな憎悪の気持ちが、今も渦巻いています。
この気持ちを、無理に抑えたり、消したりする必要はないと思います。
28年間、繰り返し傷つけられてきたのですから、怒りや憎しみが消えないのは当然のことです。
「もう忘れたら」「許してあげたら」は、当事者ではない人の言葉です。
あなたの心が、あなたのペースで整理していくものです。
誰かに急かされる必要は、どこにもありません。
📞 #8778
各都道府県の女性支援センターにつながります。
詳しくはこちら→ https://www.mhlw.go.jp/anata-no-mikata/


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