「借りたら返す、開けたらしめる」ーー次女に指摘された、子育ての”ツケ”
昨日、孫の髪を切りに行った時、次女からこう言われました。
「息子の子育て、間違えたなぁ」
「人に物を借りたら返す」ということを、お母さんと親父は教えてこなかったから。
だから、親から借りたお金は返さなくてもいいものだと思ってるんやで。
次女は、そう続けました。
私が離婚して家を出た後も、お兄は「家のローンを払え!」と言ってきました。
そして、元夫を家から突然追い出した後、家を売って手に入れたお金。
そのお金を、私に返しもせず、逃げているのだと。
「ええ育て方しはったなぁ」
優しい声で、そう叱られました。
まだまだあるで、と次女は続けます。
自動車学校のお金も。
留学した時のお金も。
「返す」と言ったまま、返してもらっていないよね、と。
「借りたら返す。開けたら閉める。だしたら片付ける!」
「お兄は、何にもできない子に育てたんやで!」
相続の話も、今、前に進んでいません。
元夫の通帳は、すべて息子が握っていて、見せても、教えてもくれません。
一方的に、「ハンコをつけて」とだけ言われています。
これでは、承認のしようがありません。
負債がいくらあるのかすら、分からないのです。
葬儀の当日、喪主であるにもかかわらず、息子は遅刻してきました。
息子夫婦の身なりにも、次女は目を疑ったそうです。
ズボンからシャツの裾が出て、皺くちゃ。
ベルトは、腰をきちんと覆っていない。
上着すら着ず、ぺこりと軽く会釈するだけの挨拶。
靴のつま先は、すり減ってボロボロ。
「本当にあれで、お客さん商売できてるのか?」
「兄弟として、本当に恥ずかしい思いをしたわ」
次女は、そう言っていました。
「でも、あの環境の中では、難しかったかもしれんけど」
次女は、そう付け加えてくれました。
それでも、こうも言いました。
「私には、返せ!って厳しくしたよね!」
私は、返す言葉がありませんでした。
「ごめんね」
そう謝ることしか、できませんでした。
同じ家で育っても、子供によって、私の接し方が違っていたのかもしれません。
怒号と暴力が日常だった家の中で、私自身、余裕を失っていた時期もありました。
その中で、誰かに厳しく、誰かに甘くなってしまったことも、あったのだと思います。
相続の手続きが進まないことも、身なりを整えられないことも、根っこは同じところにあるのかもしれません。
それでも、伝えたいことがあります。
子育てのすべてを、一人で背負い込む必要はありません。
DVのある環境そのものが、親子の関係にも影を落とします。
うまくいかなかったことがあっても、それはあなただけの責任ではありません。
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