化粧ポーチの切り抜きが私を救ってくれたーー岡野あつこさんの言葉と私の28年

「お姉ちゃんが居たから言わなかったけど、怖かった」ーー肩書きに媚びる夫と、声を上げられなかった女性たち

女性の体を触りたくて始めたのか。

今となっては、聞く術はありません。

ただ、そういう施術を好む女性のお客様がいらっしゃったのも事実でした。

元夫を見ていて感じたのは、同じ女性のお客様でも、相手によって態度を変えることでした。

地位や名誉のある方。会社を経営している方。地主。医師と知り合いの人。

夫はそういう肩書きに、とにかく弱く、媚びる人間でした。

反対に、ただの会社員だと自分が判断すれば、軽く扱うようなところがありました。

そして、他の整骨院やマッサージ店では触られたことのない箇所を触られ、不信感を抱いた方々がいました。

その方々は、夫ではなく私にそっと打ち明けてくれました。

「こんなところマッサージされた。びっくりした。お姉ちゃんが居たから言わなかったけど、怖かった」

「マッサージの時、必ずそばにいてほしい」

そう言ってくださる方もいました。

「ブラジャーを外して」と言われて、声を上げた方もいました。

何の反応もない方もいれば、カーテンの向こうから別の声を出す方もいました。

本当にさまざまでした。

そして、カーテン一枚の向こうを、訝しげに見つめる、髪を切りに来たお客様もいました。

やりたい放題でした。

止められる人は、誰もいませんでした。

もし今、誰かの施術やケアの場で「怖い」「変だ」と感じることがあれば、その直感を信じてください。

黙っている必要はありません。

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各都道府県の女性支援センターにつながります。

詳しくはこちら→ https://www.mhlw.go.jp/anata-no-mikata/

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