開けない夜はない〜〜28年間DVを生き抜いた私から同じ苦しみを抱えるあなたへ

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「借りたら返す、開けたらしめる」ーー次女に指摘された、子育ての”ツケ”


昨日、孫の髪を切りに行った時、次女からこう言われました。

「息子の子育て、間違えたなぁ」


「人に物を借りたら返す」ということを、お母さんと親父は教えてこなかったから。

だから、親から借りたお金は返さなくてもいいものだと思ってるんやで。

次女は、そう続けました。


私が離婚して家を出た後も、お兄は「家のローンを払え!」と言ってきました。

そして、元夫を家から突然追い出した後、家を売って手に入れたお金。

そのお金を、私に返しもせず、逃げているのだと。

「ええ育て方しはったなぁ」

優しい声で、そう叱られました。


まだまだあるで、と次女は続けます。

自動車学校のお金も。

留学した時のお金も。

「返す」と言ったまま、返してもらっていないよね、と。


「借りたら返す。開けたら閉める。だしたら片付ける!」

「お兄は、何にもできない子に育てたんやで!」


相続の話も、今、前に進んでいません。

元夫の通帳は、すべて息子が握っていて、見せても、教えてもくれません。

一方的に、「ハンコをつけて」とだけ言われています。

これでは、承認のしようがありません。

負債がいくらあるのかすら、分からないのです。


葬儀の当日、喪主であるにもかかわらず、息子は遅刻してきました。

息子夫婦の身なりにも、次女は目を疑ったそうです。

ズボンからシャツの裾が出て、皺くちゃ。

ベルトは、腰をきちんと覆っていない。

上着すら着ず、ぺこりと軽く会釈するだけの挨拶。

靴のつま先は、すり減ってボロボロ。

「本当にあれで、お客さん商売できてるのか?」

「兄弟として、本当に恥ずかしい思いをしたわ」

次女は、そう言っていました。


「でも、あの環境の中では、難しかったかもしれんけど」

次女は、そう付け加えてくれました。

それでも、こうも言いました。

「私には、返せ!って厳しくしたよね!」


私は、返す言葉がありませんでした。

「ごめんね」

そう謝ることしか、できませんでした。


同じ家で育っても、子供によって、私の接し方が違っていたのかもしれません。

怒号と暴力が日常だった家の中で、私自身、余裕を失っていた時期もありました。

その中で、誰かに厳しく、誰かに甘くなってしまったことも、あったのだと思います。

相続の手続きが進まないことも、身なりを整えられないことも、根っこは同じところにあるのかもしれません。


それでも、伝えたいことがあります。

子育てのすべてを、一人で背負い込む必要はありません。

DVのある環境そのものが、親子の関係にも影を落とします。

うまくいかなかったことがあっても、それはあなただけの責任ではありません。

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