「ブラジャーを外してください」ーー知らないふりをするしか無かった、あの2階のキッチン
今日は休みだったので、整骨院でマッサージを受けてきました。
もう6年、お世話になっている先生です。
その先生と、元夫がしていたマッサージの話になりました。
「看板を出さずにマッサージをするのは、良くないですね」
先生は、柔らかい言葉でそう話してくださいました。
でも、続けてこうもおっしゃいました。
「元旦那さんがやっていたことは、美容師の範疇を超えている」
もちろんです。
異論も、異議もありません。
むしろ、この国の制度自体がおかしいと、私は思っています。
ネットで調べると、「看板なしでもできる」「プライベート感の演出」といった言葉が出てきます。
プライベートでって、どこまでがプライベートなのでしょうか?
でも、そもそも女性の乳房や、乳首や、陰部周辺をマッサージすること自体が、おかしいことなのではないでしょうか。
「俺が呼ぶまでお前は出てくるな」以前にも書きました。この言葉は私の行動も思考も止まらせました。
それでも、繰り返しご来店される方がいたということは。
もしかしたら、お互いにとって都合の良い関係性があったのではないか、とも思っています。
私たちは、息子の名義で家を買い、小さな美容室を作りました。
でも、美容を業として本当に営業することは許されませんでした。
「何でする必要があるんや!チラシ?知らん人来るやろ!必要ない!」
そう怒号を浴びせられ、開店休業のような状態でした。
来店されるのは、女性のマッサージのお客様ばかりでした。
もちろん、たまに男性の方もいらっしゃいました。
その方を見て、どのようなマッサージをするのかは、すべて元夫が決めていました。
「ブラジャーを外してください」
元夫がそう言うのが聞こえると、私は2階のキッチンに逃げるように向かいました。
マッサージが終わるのを、ただ待っていました。
俺が呼ぶまで来るな!
本当は美容室のはずなのに、そこで何が行われていたのか。
私は、知りません。
想像することしか、できませんでした。
見て見ぬふりをするしかなかった時間が、私にもありました。
知らないふりをすることでしか、自分を守れなかったのです。
もし今、パートナーの仕事や人間関係について、見て見ぬふりをするしかない状況にいる方がいらっしゃったら、それはあなたのせいではありません。
一人で抱え込まず、専門機関に相談してください。
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