化粧ポーチの切り抜きが私を救ってくれたーー岡野あつこさんの言葉と私の28年

「もっと苦しんで欲しかった」ーーあっさりといったと逝った夫と、駆けつけた子供達

今日は朝早くから、次女から、4月に生まれた孫の子守りを頼まれて出かけていました。

夜6時、次女スマホに長女に電話が入っていたことに気づきました。

かけ直すと、別れた夫が救急搬送されたと言うのです。

自発呼吸ができない状態だと。

「また子供たちに迷惑ばかりかけて」一年に30回以上救急車に乗った男です。

そう呆れていた、その1時間後でした。

息を引き取ったと連絡がありました。

散々私をこき使い、パチンコ三昧だった人が、こんなにあっさり逝ってしまうのか。

なんとも言えない気持ちでした。頭の中で走馬灯のように罵声が繰り返され、目ん玉ひん剥いて怒号をあげる姿浮かびました。

本音を言えば、もっと苦しんで欲しかった。

それが正直な気持ちです。

でも、子供たちは違いました。

連絡を取り合い、病院へ駆けつけていきました。子供達も一時保護施設へと送られたここがあります。

なんでだろう、腐っても親なんだな、と思いました。心の中がモヤっとしました。

訃報を聞いて婿殿が早めに帰宅するとその足で次女と病院へ向かいました。その間、婿殿が帰宅するまで、私は孫を見ていました。

帰宅は遅くなりました。

支配され、恐怖の中で生きた28年間。

その相手が、あっさりと逝ってしまう。

割り切れない気持ちがあって当然だと思います。

苦しんで欲しかったと思う自分がいても、それは間違った感情ではありません。

そして同時に、駆けつける子供たちの姿を見て、複雑な思いを抱く自分もいる。

どちらも、本当の気持ちです。

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