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現在も、私は美容師として仕事をしています。男性と一緒に働く機会も、もちろん多いです。元夫のように怒号をあげるスタッフは、一人もいませんでした。
けれど、お客様の中には、大声で文句を言う男性が何十人といます。声を荒げてくるのは、元夫と同じ年代の方が多いです。
そして、そのご夫婦の奥様方、50代後半、60代、70代の方の中に、こう思っている方は多いと思います。
「もう嫌。別れたい」
暴言を吐かれ、暴力も受けて、心も身体も、考えることさえ諦めてしまった。こんな仕打ちをされてまで、と。
でも、この夫と別れたら、経済的に困る。食べていかないといけないのに、自分には、もう働くところがない。住むところもない。そう悲嘆に暮れている方がいらっしゃったら、ぜひ、DV相談ナビ #8008 と、#8778 に電話してください。
幸せな人に相談しても、理解してもらえません。経験者や体験者なら、理解できます。あなたが、危ない目に遭っていることを。
そんな私自身が、知らないところで守られていたと知った出来事があります。
今年の2月のことです。マイナンバーカードと保険証を紐づけたはずなのに、かかりつけのクリニックで、何度暗証番号を押しても反応がありません。仕方なく、役所に向かいました。
窓口で「〇〇の方で聞いてください」と他の部署に回され、また回され、2時間待ちました。
そして、役所の方に聞かれました。
「何かされましたか?」
その「何か」が、私には全く分かりません。
「税金も、国民健康保険も、滞納したことはありません」
と、的外れなことを言ってしまった私でした。
「見れないのです」
「見れないようになってるのです」
その言葉を聞いた瞬間、さあっと、頭の中に、離婚当時のことが駆け抜けました。
元夫、DV夫に居場所を調べられないように、戸籍や住民票の閲覧制限をかけてくださったことを、思い出したのです。保護施設を出て、最初に住んだ町の役所の方が、私の話を聞いて、手続きをしてくださったのでした。
私はすぐに事情を伝えて、閲覧制限を解除していただきました。
「大丈夫ですか? 危険な目に遭わないですか?」
窓口の方は、何度も、何度も、確認してくださいました。
おかげで今は、眼科でも歯科でも、マイナンバーカードが使えています。
こんなに長い間、私の知らないところで、「私という人間」を守ってくださっていた。そう思うと、じんわりと涙が出て、胸が熱くなりました。
役所の方々に、あらためて、感謝しました。
もし今、一歩を踏み出せずにいる方へ。
家を出たあとのことは、その時々に、役所や相談窓口の方が一緒に対応してくださいます。今は令和です。まずは、自分を守ることを優先してください。
そして、これからの人生を、穏やかに暮らしてください。
明けない夜はない。
📞 DV相談ナビ #8008
📞 #8778
各都道府県の女性支援センターにつながります。
詳しくはこちら→ https://www.mhlw.go.jp/anata-no-mikata/



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