「自分の居場所は、何処にもなかったーー実家に帰っても帰れなかった日
実家に帰った私を、母はあまり良い顔で迎えてくれませんでした。
時代背景もあったと思います。
田舎ならではの、近所の目を気にする空気。
居づらさがありました。
ここには長くはいられない。
本当に頼れる場所がないことに、深く落胆しました。
2日目頃から、義母から電話がかかってきました。
「何してるの?ぐふふふ、ぐふふふ」
地の底から湧き出るような、妖怪じみた笑い声でした。
何がおかしいのか、不思議でなりませんでした。
義母からの電話の後、今度は夫からも電話がかかってきました。
「何が気に入らんのや!?」
責める声でした。
あなたも一緒にICUにいたではないか。義母が私に「出てけ」と言うのを、目の前で聞いていたではないか。
怒鳴りたかった。でも通じるはずがありませんでした。
目の前で「出てけ」と言われた私に、反論ひとつしなかった人なのですから。
3日か4日、実家にいました。
そして悟りました。
自分の居場所は、どこにもない。
実家にも帰れない。
夫の家には戻りたくない。
頼れる人もいない。
その孤独は、今でも忘れられません。
逃げ場がないと感じている方へ。
あの頃の私も、そう思っていました。
でも今、私はここにいます。
居場所は、必ず見つかります。
まず一本、電話してみてください。
📞 #8778
各都道府県の女性支援センターにつながります。


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