「俺は神に選ばれた人間や!」ーー何十回も生還した夫と、静かな別れの日
今日14時、元夫は荼毘に付されました。
悔しいとか、怒りといった感情はありませんでした。
頭をよぎったのは、最初に心筋梗塞で救急搬送された時のことでした。
「今日が山です。非常に危険な状態です」
医師にそう言われた集中治療室で、夫はこう叫んでいました。
「俺に触るな!離せ!オラあぁぁ!」
私は看護師さんにこう言っていました。
「あれが危険な状態ですか?確かに別の意味で危険ですけど、他の患者さんにご迷惑なので部屋を変えてください。私は帰りたいです。もし何かあっても責めません。一筆書きます」
あの時、本当に危険だったのでしょうか。そして、この「あれが?本当に?危険な状態ですか?私帰りたいです。一筆書きます」何十回言ったでしょうか?
それから夫は回復し、何十回と救急車に乗って病院へ運ばれました。
その度に、
「今日が山です」
「非常に危険な状態です」
「重篤な状態です」
そのたびに生還し、こう言うようになりました。
「俺は神に選ばれた人間や!」
そして、モラハラは一層ひどくなっていきました。
今日14時、私は一人で少し遅いお昼ご飯を食べていました。
暴れる、喚く、怒鳴る。
大の大人のすることでしょうか。
それでも医師や看護師の方々は、文句一つ言わずに処置をしてくださいました。
「オラあぁぁ!」という叫び声が頭に蘇り、呆れる思いでした。もはや雄叫びでした。
医療現場の皆様、長年本当にありがとうございました。
📞 #8778
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