「お前、男いてるやろ!」――夫が仕掛けたDNA鑑定と、まさかの結末

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大きな病院に心筋梗塞で運ばれ、入院していた夫。そこで、なんとも驚くべき依頼をしていたことを、後になって知りました。

夫は、糖尿病の担当医に対してこう訴えたそうです。「出て行った嫁が不倫して、子供を3人産んだ。絶対俺の子やない!血液検査して調べてほしい!」

そうして、親子のDNA鑑定が行われました。

その結果は、あまりに予想外のものでした。子供たちの話ではなく、夫自身が「父親」だと信じてきた人――義父と夫の親子関係が、99.99%の確率で否定されたというのです。

それがよほど衝撃だったのかは定かではありませんが、夫は次女に「ババアに、俺の親父は誰か聞いてきてくれ」としつこく言ってきたそうです。次女は「自分で聞いたら?自分のことやん」とあっさり返したのだとか。次女のパソコンを使って、血液検査のことや確率について、あれこれ調べまくっている夫の姿を、次女は笑いながら話してくれました。

私をもっとどん底に落としたかったのでしょう。けれど、蓋を開けてみれば、暴かれたのは自分自身の秘密でした。何と恐ろしいDV男でしょうか。

思えば、辻褄の合う話でした。夫は自分が外で女を作っていたから、「嫁も、他のどこかの奥さんも、みんな不倫している」とよく口にしていました。夫が朝から晩までパチンコに出ていた頃、「お前!男いてるやろ!」と喚き散らしていたのは、そのせいだったのです。

中学生の男の子の髪を切って、楽しくおしゃべりしていた後のことです。夫は突然キレました。

「お前!あの男とできてるんか!」

「え?中学生やで。」

呆れて言い返しましたが、それでも夫は「できている」と言い続けました。

当時、そのぐだぐだと続く「男いてるやろ」に、私の心はすっかり疲れ果てていました。

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