化粧ポーチの切り抜きが私を救ってくれたーー岡野あつこさんの言葉と私の28年

「親父、また救急車で運ばれた」ーー元夫の死から1週間、消えない記憶


元夫が亡くなってから、一週間が経ちました。浮かんでくるのは、「自分勝手で好き放題できた人間だった」という思いです。


市府民税を、一度も納めたことがありませんでした。

その代わりのように、救急車をタクシー代わりに使っていました。

呼ばれるたびに、子供たちは仕事を置いて駆けつけました。

離婚した後も、「親父がまた救急車で運ばれた」と何度聞いたかわかりません。

30数回までは数えていましたが、2年目からは数えるのをやめました。


子供たちの職場の方々にご迷惑をかけている、という気持ちは皆無でした。

謝るということを、知らない人間でした。

離婚前には、マッサージの施術を受けにいらしたお客様の前で救急署を呼んだこともありました。

自分の稼ぎはパチンコに使い、「オレの稼いだ金や!」と喚かれた声、何千回聞いたことでしょうか。救急車に乗せられるたびに、今度こそ本当にあの世に行ってほしいと願ったものです。


不思議なことに、元夫の施術をまったく怖がらない女性のお客様もいらっしゃいました。

人を見て態度を変えていたのか、それとも施術そのものが受け入れられていたのか。

それはもう、わかりません。


税金も納めず、救急車も公共の資源も、自分のためだけに使う。

そして誰にも謝らない。

そんな生き方をする人が、確かにいます。


元夫が亡くなって、良かったとも悪かったとも、うまく言葉にできません。

ただひとつ確かなのは、もう子供たちが「また救急車で運ばれた」という電話に、仕事の手を止めることはなくなったということです。

それだけで、十分なのかもしれません。


今、誰かの自分勝手な行動の後始末に追われている方へ。

その人の責任を、あなたが一生背負う必要はありません。

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各都道府県の女性支援センターにつながります。

詳しくはこちら→ https://www.mhlw.go.jp/anata-no-mikata/


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