「おまえ、短く切れよ!」ーー職場で見た夫婦と、沈黙する奥様の本音
買い物先や職場でも時々見かけます。
50代後半から70代の男性が、奥さんに向かって大声で怒鳴る姿を。
「おいっ!お前!」
奥さんには名前があります。
自分より奥さんを下に見ている証拠だと思います。
そばで大声を出されると、私はビクッとしてしまいます。まだ、傷が癒えていないのだと思います。
つい最近、ご夫婦でご来店されました。
私がご主人の髪を切り、もう一人のスタッフが奥様の髪を切っていました。
すると突然、ご主人が奥様に向かって大声で言いました。
「お前、短く切れよ!」
髪を切っている最中の大声に、私の体が萎縮しました。
すると奥様の髪を切っていた女性スタッフがこう言いました。
「そんな言い方したら嫌われますよ」
グッジョブ。
心の中で拍手しました。
するとご主人はこう言いました。
「俺の言うことを聞いたら守ったる。女はいくらでもいる。俺はいくらでも女は見つかる」
奥様は毎日こんな言葉を聞いているのかと思いました。
私自身もそうでしたから。
俺はいくらでも女は見つかる。って本気で人前で言ってることに驚きでした。
ふと気づきました。
奥様はご主人と会話をされていませんでした。
返事もしない。黙って聞いているだけ。
スタッフとは長さやスタイルについて楽しそうに話されているのに、ご主人とは会話になっていませんでした。
ご主人は一方的に話しているだけで、言葉のキャッチボールがないことに気づいていないのです。
以前の岡野あつこさんのショート動画にもありました。
奥さんを会社の部下と同じだと思っている夫がいると。
この年代は熟年離婚を考えていても、生活のことを考えてステイ、つまり留まることも良い選択だと岡野あつこさんはおっしゃっています。
奥様がいることを当然だと思って、あぐらをかいているご主人たちへ。
奥さんはパートナーです。
部下でも所有物でもありません。
今、同じように沈黙しながら耐えている奥様へ。
あなたの心が、どうか無事でありますように。
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