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暑い夏の、お盆明けのことでした。
私は、女性の弁護士の先生に連絡を取りました。朝8時半の予約だったことを、今も覚えています。
先生のお顔を見た時、「あ、この先生だ!」と、勝手に確信しました。
先生は、じっくり、話を聞いてくださいました。
弁護士の先生には、相性もありますし、専門もあると思います。それでも、いちばん大切なのは、きちんと話を聞いてくださることだと、私は思います。
初めて先生にお会いした時は、まだ仕事が見つかっていませんでした。手元の貯金は、どんどん減っていきます。その非常事態に、心が耐えられなくなって、不安に駆られて、先生に電話をしてしまったことがあります。
その時、先生は、優しくこう言ってくださいました。
「生活保護を受けることもできますので、そんなに悲観的にならなくても良いですよ」
保護施設にいた時、私は、手元のお金が一定の額以下にならないと、生活保護は受けられないと聞いていました。だから、減っていく残高を見るたびに、胸が苦しくなっていたのです。
先生のその一言で、少し、息ができました。
その時、ふと思い出したことがあります。
保護施設のお風呂でのことです。銭湯のように、湯船が広いお風呂でした。ゆっくりお湯に浸かっていると、ある女性に、話しかけられました。
その方は、勝手に、話し始めました。自分は、DVでここに来たのではないこと。お金のことで追われて、何度も、ここに助けを求めて来たこと。今回が最後で、生活保護は受けられるけれど、何かを買う時は、行政の方が付き添うことになったこと。でも、これで生きていける、と。
ぼーっと聞いていた私は、内心、複雑な気持ちでした。
「えっ、それでいいの?」
ただ、保護施設には、いろいろな事情の方が、助けを求めて来るのだということを、あらためて知りました。私にとっては、保護施設での、別の意味で、衝撃的な出来事でした。
あの時の私は、自分のことで精一杯でした。でも今は、思います。事情はそれぞれでも、「困った時に、助けを求められる場所がある」ことは、とても大切なことなのだと。
もし今、弁護士の先生を探している方へ。
- 一人の先生に会って、「合わない」と感じても、自分を責めないでください。
- 「この先生なら、ちゃんと話を聞いてくれる」と思える先生に、出会えるまで、探していいのです。
- 生活保護などの制度は、条件や手続きが、人や地域によって違います。まずは、窓口や、先生に、確認してみてください。
一人で抱え込まず、DV相談ナビ #8008 や、#8778 に、話してみてください。
明けない夜はない。
📞 DV相談ナビ #8008
📞 #8778
各都道府県の女性支援センターにつながります。
詳しくはこちら→ https://www.mhlw.go.jp/anata-no-mikata/


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