「お前、男を連れ込むなよ」――ゴルフ三昧の夫が消えた日、義父が倒れた
仕事もしない夫が、ゴルフに行くようになりました。
梅雨時、友達の休みに合わせて出かけるたびに、我が家には安物のカッパが溜まっていきました。
一枚1000円。他で買えば500円ほどの代物です。
毎回買うなら、良いものを一つ買えばいい。
そう思いましたが、夫は言いました。
「お前に気を遣って安いものを買った」
何の説得力もありませんでした。
「明日もゴルフに行くから、二代目の家に泊まる」
約2日間、家を留守にするという夫が、
出かける前にこう言いました。
「お前、男を連れ込むなよ」
私の頭は、てんてんてんと止まりました。
どこで誰と知り合うというのか。
もし他に誰かがいたなら、とっくの昔に別れています。
そう言うということは、夫自身が他の女性と会っているのでしょう。私のお金で。
面倒くさいので言い返さず、とっととゴルフに行かせました。
夫が帰宅するはずの朝、夫は帰ってきませんでした。
いつものことなので、私は特に気にせず仕事をしていました。
すると、一本の電話がかかってきました。
年配の女性からでした。
「うちの主人が倒れたので、お宅のご主人に迎えに来てほしいです」
ん?
変な言い回しに、私は答えました。
「救急車を呼んではいかがですか?」
その電話は、10回以上続きました。
ふざけているのか。こっちは仕事中だ。
次にかかってきたとき、私は言いました。
「救急車を呼んでください。お宅のご主人が倒れたなら救急車が先です。うちには何もできません」
するとその女性はこう言いました。
「倒れたのは、お宅のご主人のお父さんです」
え?どう言う事?あなたはどなたでしょうか?
最初の電話からすでに4時間が経過していました。
夫は帰宅しない。
私には、どうすることもできない。
仕方なく、ひまわり義姉に連絡を入れました。
連絡を受けた長兄が到着したのは夕方、日が傾いた頃でした。
その間も、女性からの電話は何度もかかってきました。
「お宅のご主人以外とは話しません」
そう伝えながら、時間だけが過ぎていきました。
緊急事態でさえ、頼れる夫はいませんでした。
それでも私は、仕事をしながら、
電話を受けながら、一人で立っていました。
同じように、緊急事態を一人で抱えている方へ。
あなたは十分すぎるほど頑張っています。
一人で抱え込まないでください。
📞 #8778
各都道府県の女性支援センターにつながります。


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