明けない夜はない〜DVから逃げたい方へ〜

「釘がなかったから、今の私がいる」ーー壁に頭を叩き付けられた日


夫の友達には、経営者が4人いました。

親から受け継いだ2代目が3人。
自ら立ち上げた庵さん(仮名)が1人。

庵さんは我が家と同じく、夫婦で美容室を営んでいました。

皆、それぞれ仕事をしていました。
当然ですが、お金もありました。

夫は、自分がその人たちと同等だと思っていたと思います。

でも夫は、自ら店に立つことを一切しませんでした。

それを注意する友達はいたのか。
今も、それは私の中では謎です。


パチンコ三昧に加えて、ある日夫がこう言いました。

「ゴルフに行きたい」

はぁ?

己の立場を理解しているのか。
呆れを通り越して、言葉が出ませんでした。

「ゴルフに行くから金をくれ」

梅雨時でした。雨が降っていました。

21歳で結婚し、夫に監視され続けていた私は、
ゴルフというものを知りませんでした。

「雨でもゴルフができるの?」

その一言で、夫はブチ切れました。

「友達はみんなゴルフしてる。俺だけコースを回っていない」

そういえば、Kekoと打ちっぱなしに行っているところをお客様に目撃されていたと、ふと思い出しました。

コースの費用を聞くと、一日で何万円もかかると言う。

「それは出せない」

そう言った瞬間、夫は暴れ始めました。


私は壁に頭を叩きつけられました。

その時、夫の友達がちょうど来て、夫を止めました。

壁に頭を叩きつけられながら、私はひとつのことを考えていました。

釘やネジがついていなくて、よかった。

もしついていたら、私は今ここにいなかったと思います。

パトカーに先導されるような家でした。
不慮の事故として、片付けられていたことでしょう。


命がけで、毎日を生きていました。

今、同じような恐怖の中にいる方へ。

あなたの命は、あなたのものです。
どうか、逃げてください。

📞 #8778
各都道府県の女性支援センターにつながります。

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