明けない夜はない〜DVから逃げたい方へ〜

元旦のお見舞いーー温かい人と不気味な人

元旦の昼過ぎ、長兄とひまわり義姉がお見舞いに来てくれました。

「大変やったなぁ。オカン、また要らんこと言いに来てたんやろう?」

長兄の言葉に、ひまわり義姉が呆れたように言いました。
「口開いたら金金金金やから」

その言葉に、話しやすいと感じた私は、朝の出来事をそのまま話しました。

「ホンマにオカンも厄介やけど、アイツは何しとんや」

長兄は夫のことも呆れていました。

正直なところ、病院に来てまでうるさく言われたくなかったので、夫に来てほしいとは微塵も思っていませんでした。

手術費用のことを夫に話してくれると長兄が言ってくれたとき、どれほど安堵したことか。本当にありがたい気持ちでした。

「食べられるようになったら」と、ひまわり義姉が封筒にお金を包んで渡してくれました。
「隠しときや。取られたらアカンで」

二人は「ゆっくり休みや」と言い残して病室を後にしました。

安心した私は、そのまま眠りについていました。


目が覚めると、次兄夫婦が来ていました。

胸の中で思いました。
(え……嫌な気分)

次兄の嫁、嘲笑義姉は、いつもうっすらと笑みを浮かべている人でした。

「うふふふ、大丈夫なの?うふふふふ」

また笑われている、と思いました。

「盲腸は大したことないから、すぐ退院できるわよ」

そう言ってまた笑いました。嘲笑義姉は看護師でした。義母に何か余計なことを伝えているのではないかと、勘繰らずにはいられませんでした。

次兄は病室の中をぐるりと見渡し、6人部屋であることを確認していました。

何をしに来たのか、今でもわからない二人でした。


【読者の方へ】

苦しいときに、本当に助けてくれる人がいる。
その温かさが、あなたを生かしてくれます。

長兄とひまわり義姉のような存在が、あなたの周りにもきっといます。

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各都道府県の女性支援センターへつながります。

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